バカげた技術 : 原子力発電

バカげた技術 : 原子力発電

販売価格:110円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2012年02月14日
ページ数 PDF:125ページ
内容紹介

福島原発事故発生後、日々、この問題を追い続けた元環境省技官の目から見た、福島原発事故の環境汚染、健康影響評価、労働者問題、原子力技術などをめぐる記録、検証、考察、エッセイ。どのような情報が発信され、人々がどう対応したかの記録であるとともに、今後のエネルギー政策、マスメディア、日本の社会のあり方について考える。

目次
はじめに
目次
第一章 観測数値に人々は振り回された
1. 雨と放射性降下物
2. 排水だけで4700兆ベクレル
3. 同心円にこだわった避難地域
4. 小出しにされる情報
5. 徐々に引き上げられたレベル
6. 遅れた緊急時モニタリング
7. 15日に現れた高いピーク
第二章 安全デマは政府が流した
1. 過小評価されたチェルノブイリ
2. パニックを起こさないためという言い訳は許されるか
3. 原子力安全委員会は機能したのか
4. 国際的にも過小評価
5. 安全デマは政府とメディアが流した
6. 3号機は水素爆発だったのか
7. プルトニウムは放出されたのか (1)
7. プルトニウムは放出されたのか (2)
第三章 過小評価された放射能リスク
1. 暫定基準の意味
2. 作業員と公衆の基準を同一化
3. 過小評価された内部被ばく
4. 低放射線量の評価
5. 子供に対する基準に異論噴出
6. 放射線ホルミシスは本当か
7. 肥田医師が語るだらだら病
第四章 汚染はどう広がったか
1. 世界に広がった汚染
2. 放射能とは
3. 過去の大気圏核実験の影響は ?
4. 自然放射線とは
5. 土壌汚染 (1)
5. 土壌汚染 (2)
第五章 奴隷扱いの作業員
1. 奴隷扱いの作業員 (1)
1. 奴隷扱いの作業員 (2)
2. NHK: 大人も20年後甲状腺がん増加(チェルノブイリ)
3.造血幹細胞移植問題
4. 十分に活用されないホールボディーカウンター
5. 留め置かれた線量計
第六章 原発はそもそも優れた技術なのか
1. 原子力技術を公平に評価しよう (1)
1. 原子力技術を公平に評価しよう (2)
2. 原発のコストは安くない (1)
2. 原発のコストは安くない (2)
3. なぜ東京ではなく福島で発電するのか
4. 第五福竜丸事件の翌日に始まった日本の原子力
5. アメリカではプルトニウム製造のために原子炉が使われた
コラム 「ばかげた原子力という技術」
第七章 見えてきた日本の村組織
1. 批判される原子力村 (1)
1. 批判される原子力村 (2)
2. 広島・長崎の死傷者調査は、米国主導で始まった !
3. チェルノブイリの安全宣言をした日本の疫学者
4. 御用学者とは
5. 世界に広がる原子力発電
あとがき
あとがき