太平洋戦争末期の沖縄戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争といつの世にも戦争はあるが、民間人が志望する割合は増えている。それはなぜか。また、ネット社会によって情報戦争の様相を強めているが、民間レベルでもインターネットによって国家を超えたつながりが出てきている。本書は、イラク戦争による日本人人質事件の解決が国家間の交渉ではなく、ネットによる民間人の交流が大きく左右したことを解説している。
本書は2007年1月に刊行された「『人とわざわい――持続的幸福へのメッセージ』第Ⅱ編 人災編」所収の「広がる民間人の戦争被害 ~沖縄戦からハイテク・ネット社会まで~」の章を復刻したものであるが、チュニジアをはじめとするインターネットによる民衆革命に通じるものがある。
| 1 民間人が犠牲になる現代の戦争 |
| 1 民間人が犠牲になる現代の戦争 |
| 2 太平洋戦争・沖縄戦における戦争被害 |
| 2 太平洋戦争・沖縄戦における戦争被害 |
| 2 太平洋戦争・沖縄戦における戦争被害(2) |
| 3 イラク戦争と戦争被害 |
| 3 イラク戦争と戦争被害 |
| 4 日本人人質事件とネット社会 |
| 4 日本人人質事件とネット社会 |
| 5 有事法制と民間人 |
| 5 有事法制と民間人 |
| 6 国際人道法と戦争被害 |
| 6 国際人道法と戦争被害 |
| 7 まとめ |
| 7 まとめ |
| 引用文献・参考文献 |
| 奥付 |
| 奥付 |