空に浮かぶ世界、『レイネンへーべ』。遥か昔に失われた『地上』から逃れた人々が暮らす、空の箱庭。その世界に暮らす少年フェリスは、一つの夢を持っていた。空に消えた父の後を追い、地上を目指す少年は、ある日漆黒の魔術師に出会う。空を翔ける機械を操るその後ろ姿に、フェリスは父の面影を見つけ――
それは、空に彩られた世界で繰り広げられる、一つの終わりと始まりの物語。
~prologue~ |
「貴方がいた空」 |
第一章「残された手のひらの温度」 |
「少年の心、旅立ちの胎動」 |
「君に贈る想い」 |
「まだ遠いその手」 |
「戦いの呼び声」 |
「出会うことの意味」 |
「届かないと知る時間」 |
「矛盾と誓いと」 |
「旅立ちの約束」 |
第二章「飛べない小鳥」 |
「遠い場所で想う」 |
「都市の光と影」 |
「セラフィ・アヴニール」 |
「近づくたび、遠ざかるように」 |
「二つの羽の音色」 |
「漆黒の空、真白の月」 |
「繋がる手の温度」 |
第三章「君がいた空」 |
「崩壊の予兆」 |
「独りだけの空へ」 |
「目指す決意の空」 |
「ただ一つの、たった一つの」 |
「かつての面影に」 |
「永遠の空に」 |
「さよならは言わない」 |
~Epilogue~ |
「お帰りなさい」 |