日々、社会の片隅で繰り返されるたくさんの交通事故。普通の市民の身近に起きる交通事故は、人間の哀しみ、驚き、恐怖等々、様々の思いが溢れる情景を生じさせますー。元警察官の私は、長い現職時代、そのような交通事故の捜査や交通事故につながる交通違反の指導取締り等を職務として行ってきました。それら交通事故や交通違反等のうちから、特に印象に残ったものを書き綴ったものがこの本です。この本を作成するにあたり、過去に書き溜めておいたものを、ひとつひとつ読み返してみました。当時の現場の情景がありありと目に浮かび、思わず目頭を押さえたものもあります。また、思い出し笑いをしたもの、背筋が寒くなってきたものもあります。すべて、事実であり、私が担当官として関わったものばかりです。個人情報の保護や守秘義務の関係で、ぼかした部分はありますが、事実であることに変わりはありません。命の大切さ、交通安全の大切さなど、何かを感じていただけましたら幸いです。
豚がダッシュ! |
しっかりしてよ! |
ジュンちゃんが死んだ! |
不運で幸運な男 |
完全装備の男 |
見つめる女 事故か自殺か |
深夜の国道の怪 |
故郷でたったひとつの信号を倒した男 |
事故死者との一夜 |
セピア色の想いでとともにー |
少女の死 |
死ぬな!頑張れ! |
使命感 |
ある酔っ払いの幸運 |
運転免許の視力検査 |
大トラとイケメン |
不審な路上の落下物 |
赤いハイヒールを履く男 |
幼子を残してー |
交通安全活動のボランティア |