状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2012年02月13日 |
ページ数 | PDF:26ページ |
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ここ何年間か、日毎に古い店が消えてゆき、再開発の動きの著しい下北沢――。
ここで青春を過ごした地元有志たちが、下北沢の何を守るべきかを確認するために、あらためて路地裏ツアーを企画した。偶然そのツアーに参加したライターの羽木務は、ツアーを主宰する初老の画家・牧田徹吾に、回遊魚のように路地を巡ることこそ、魅力だと教えられる。ここは「町」のふりをした「村」なのだ。
そもそも戦後、区内で最も古い歴史を持つカトリック世田谷教会をも幹線道路工事で破壊してしまうという再開発に、一体、どんな意味があるのか。ツアーが進むにつれて、羽木務は、何気ない路地風景が、次第に幻想的な迷宮と化していくような、不思議な感覚に襲われる。
地元に棲息するさまざまな人物たち、飲み屋のマスター、美人区議、謎の台湾人富豪などを織り交ぜて、下北沢という町が育んできた「詩」を描く。
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