巻笛涼太はストーカーを狩る者、ストーカー・ハンターだ。
彼の特技はスキンスーツを着用し性別関係なく他人に成り済ます事である。今回のターゲットは、自分が惚れた男を解体して、その部分品を再構築し身長40センチあまりのミニチュアを作るのが生き甲斐という恐怖のストーカー女・江夏由嘉里。
しかし残念ながら巻笛涼太は正義のヒーローではない。それどころかとてつもない悪党でしかも透明な怪物である。
透明になった人間とは、怪物性を帯び不可視の存在であるのに、悲しいほど「そこに存在してしまう」人間の象徴でもある。
巻笛と江夏、二人の怪物同士の闘いは「狼男vs吸血鬼」の世界を想像してもらえばいい。
県警対暴力団組織の抗争と、彼ら影の存在同士の暗闘が交差した時、この世界に一体何が起こるのか。
1: ストーカー・ハンターの憂鬱 |
2: ウダイ&クサイ |
3: 大女はミニチュアを作る |
4: 狂乱、争乱、奪取、奪回 |
5: 悪魔の木 |
6: ピンクなポルシェ |
7: 濡れた唇で横笛を吹く |
8: おいしいね。友姫子の唾は |
9: 地獄のドアノブ |
10: 地獄のベストバディ |
11: 戦闘age嬢 |
12: 逆転、反転、因果応報 |
13: ストーカーハンターの彷徨 |