人はこころから望むならば覚ることができる。 これはまぎれもない事実である。 と言うのは、私は約9年前42歳の12月に解脱して仏(如来)となりそれが本当のことだと知ったからである。
本書は、仏とは何か 仏の境地とはどういうものか 衆生が仏になるにはどうすればよいのか についてそのすべてを明かしたものである。
なお、本書では言葉遣いの厳密性にこだわらずにできるだけ平易でわかりやすい文章を書くことを心がけた。 仏の教えを信じ、この世の最高の境地たる円かなやすらぎ(=ニルヴァーナ)に至ることを望む人は是非読んでほしい。 縁有る人がこの一冊を手にしたならば、覚れない道理がないからである。
【おしらせ】
本書は、同電子書籍として改訂版が出ています。覚りの境地(2019改訂版)=2019年10月13日刊行済み。最新の情報が欲しい方は、そちらをお勧めします。
| ── 目次 ── |
| 涼風通信のパスワード |
| 【更新履歴】 |
| はじめに |
| 三つの質問 |
| 三つの質問とは |
| 問い1 仏とは何か |
| 問い2 どうすれば覚れるのか |
| 問い3 私も覚れるのか ~ 切実な問いへの答え |
| ニルヴァーナ |
| ニルヴァーナ |
| 覚った後の仏の生活はどうなる |
| 解脱 |
| 解脱 |
| 解脱知見 |
| 三種の明智 ~漏尽通、宿命通、天眼通 |
| 諸仏の誓願 |
| 解脱の根拠 |
| 解脱の本体(名称と形態:nama-rupa) |
| 正法 |
| 正法 |
| 正法の所在 |
| 智慧 |
| 善知識 |
| 言葉 |
| 修行 |
| 修行 |
| 仏道 |
| 聖求 |
| 信仰 |
| 省察 |
| 覚りの機縁 |
| 善き談論 ~ 知足について |
| 道中の不安を払拭する方法 |
| 一つの修行法 |
| 在家でも覚れるのか |
| 性別に関係なく覚れるのか |
| 修行すれば必ず覚れるのか |
| 覚りのプロセス |
| 覚りはどのような順で起こるか |
| ① 発心 |
| ② 観(=止観)を完成させる |
| ③ 善知識に出会う |
| ④ 解脱する(覚る) |
| 実例1)SRKWブッダの場合(善知識により慧解脱) |
| 実例2)kassii長老の場合(公案を通過して心解脱) |
| 実例3)涼風尊者の場合(経典を読んで阿羅漢となる) |
| 諦 |
| 苦のありかと苦の滅尽 |
| 苦の関係構造(縁起) |
| 一切皆苦 |
| 無常 ~ 解脱を保証する根本 |
| 不生 ~ 作られざるもの |
| あとがき |
| あとがきに代えて |
| 付録 |
| 涼風尊者の備忘録 |
| 三つの解脱 |
| 奥付 |
| 奥付 |