僕が学生時代を過ごしたアパートの大家は博士でした。いかなる分野でその学位をとったのか定かでなく、口さがない人は冠詞のように「インチキ」をつけて博士と呼んでいたものです。さて、今回はその博士がオカルトにのめりこんだときの物語。