-日本の水問題の現状と水ビジネスのウソを斬る-
《水を買って飲む時代…あなたは 正しい水知識を持っているか!》
無色透明で無味無臭の水の中身を知る手段を、一般消費者は持たない。そこにつけ込んで「魔法の水・奇跡の水」といったまやかしの水をひねりだしては利益をむさぼる、エセ研究者や悪徳業者の群れ。いま、目の前に横たわる日本の水の諸問題と水ビジネスのウソを、科学的見地に基づいて喝破した、現代人必読の一冊!
【コメント】現在、全国発売中の新刊本の電子書籍版。なんと、定価の1/4という廉価で大変お得です。
はじめに |
日本の水問題の現状 |
経済成長による水質汚染の代償 |
水を汚す主因は生活雑排水 |
水の汚れが富栄養化を招く |
水質汚染対策への道のり |
下水道の整備状況を見る |
集合住宅にも多くの問題がある |
高度浄水処理の導入で水は変わった |
浄水場は安全な水をつくるのか |
緩速濾過から急速濾過へ |
急速濾過の意外な盲点 |
トリハロメタン・ショック |
高度浄水処理の導入で水は変わった |
安全でおいしい水を検証する |
水を買って飲むのが当たり前の時代となった |
いまやミネラルウォーターは日常品 |
ミネラルウォーターとはなにか |
その中身は人工の処理水 |
根強いミネラル紳話のウソ |
浄水器も根強い人気を誇っている |
浄水器にはどんなタイプがあるか |
水業界の自主規制とは |
使いかたを誤ると逆効果となる |
浄水器は万能ではない |
浄水器に期待できるものは案外少ない |
規制緩和が浄水器業界にもたらしたもの |
水業界をゆがめる懲りない面々 |
トンデモ理論がはびこる水業界の怪 |
マスコミの「やらせ」は日常茶飯事 |
インチキの極め付け「水のクラスター」 |
水のクラスターを測定する方法はない |
憶測が出発点のクラスター説 |
手段を選ばないモラルなき輩たち |
行政も警告するクラスターの非科学性 |
巷に氾濫する魔法の水・奇跡の水 |
いっこうに減らないまやかしの水 |
オカルトまがいの水もたくさんある |
提唱者が否定したパイウォーター |
ブームに乗ったアルカリイオン水 |
ついに「効能に疑問あり」の実験結果が露呈 |
厚生労働省も見直しに着手 |
アルカリ性食品・酸性食品の誤り |
電解還元水と名を変えたアルカリイオン水 |
活性水素が活性酸素を消すというでっちあげ |
怪しい水理論に飛びつくマスコミや業者 |
酸化還元電位で水を評価する愚 |
電解還元水の効果は一方通行の「伝言ゲーム」 |
まやかしの水はまだこんなにある |
無理やり科学の鎧をかぶせた磁気水 |
水に磁場をかけてもなにも変わらない |
遠赤外線の水への効果とは |
ブームがひとり歩きしたマイナスイオン |
マスコミが生んだ「虚構の市場」の繁栄 |
言った者勝ちの世界で生きる怪しい人々 |
マイナスイオン水なんてどこにもない |
ミラクルな効果などないトルマリン |
科学もどきの言辞を弄した回帰水の不毛 |
水をオカルトの世界にまでおとしめた波動水 |
水が情報を記憶するという虚妄 |
海洋深層水という不可解な水 |
海洋深層水の「真相」は加工された水 |
行政・公的機関の見解と対応 |
科学を装った宣伝文句は妄想にすぎない |
逆浸透システムを徹底解剖する |
逆浸透浄水器がすぐれているとする理由 |
逆浸透とはどんなシステムなのか |
ウイスキーもたちまち真水となる |
逆浸透膜の構造と機能 |
逆浸透膜の分離除去のしくみ |
逆浸透システムの歴史と用途 |
逆浸透システムに対する誤解 |
逆浸透浄水器のあらまし |
やがて、逆浸透の時代がくる |
水の働きと人体とのかかわり |
人のからだは水でできている |
体内での水の収支と役割 |
母線の飲む水が胎児に影響 |
水が自然回復力を高める |
生物は水がなければ生きていけない |
もともと水には健康維持の作用がある |
朝いちばんの水が健康を呼ぶ |
水の健康法に最適な逆浸透水 |
快便は健康のバロメーター |
みずみずしい素肌をつくる水 |
水でらくらくダイエット |
水は生活習慣病予防、老化防止の武器となるか |
無限に広がる逆浸透水の用途 |
あとがき |