・年々減少しているスタジアム来場者
・テレビ視聴率の低迷
・親会社に依存した運営体質
人気が低迷したJリーグに必要なこととは?
萬田 晃
27.01.2011
<まえがき> |
数字で見るJリーグの危機 |
・理念に矛盾するクラブ運営がクラブ間格差を生む |
・親会社に依存した状態ではクラブに未来がない |
Jリーグの品質向上が求められる |
本書の構成 |
第1章 <Jリーグバブルを振り返る> |
・多くの経済効果を生んだJリーグ |
・Jリーグというブランドの人気を支えた要因 |
・再び人気の下降曲線を描く可能性がある |
第2章 <Jリーグが抱える問題点> |
・親会社運営体の広告料に依存した運営体質がクラブ存続の危機を生む |
・スポンサーになっても広告効果を得られない企業 |
・メディアを悩ます高い放映権料 |
・不確定要素に左右されるクラブ収入 |
・資金力のないJクラブ |
・スタジアム来場者の高年齢化 |
第3章 <Jリーグの人気が停滞している原因> |
・Jリーグのブランド価値を重視したことでクラブ運営に弊害が生じた |
・護送船団方式のリーグ運営 |
・急ぎすぎたクラブ数の増加 |
第4章 <Jリーグのコンテンツ価値をいかに高めるか> |
・Jリーグにコンテンツ価値があれば需要がある |
・クラブ数削減によりコンテンツ価値を高める |
・クラブ数削減でシーズン移行問題も解決 |
・クラブが一つの企業体という意識を持つことで資金力をつける |
第5章 <顧客サービス改善が集客増につながる> |
・スタジアム観戦の問題点 |
・サッカー先進国とのチケット価格の違いから見えること |
・若者のニーズから見たサービス向上策 |
・スタジアムをクラブが主体となって運営することの重要性 |
・個人に特化した情報サービスが集客を増やす要素 |
・集客を増やすことで新たなビジネスチャンスが生まれる |
第6章 <放映権をどのように扱うか> |
・全国コンテンツからローカルコンテンツを目指す |
・放映権をクラブが所有することでクラブ間の競争力を高める |
・テレビ以外での放送を広げる |
・生活者の視聴スタイルが変化したことへの対応が必要 |
・スポーツコンテンツが持つ広告媒体としての可能性 |
・エンターテインメントコンテンツとしての企業と生活者をつなぐ |
第7章 <クラブの価値を高めるには?> |
・時代背景から見たスポーツクラブと企業の関係 |
・クラブ自身のメディア化 |
クラブにはビジョンに到達するための戦略があるのか? |
・フロントもプロ化が必要 |
第8章 <サッカーという競技の特性から見たJリーグの理想像> |
・組織よりも個を重視した考え方が日本をサッカー先進国にする |
・リスクを冒すことが価値の創造につながる |
・おわりに |
<あとがき> |
・あとがき |
奥付 |
奥付 |