ホームページ上に載せている、ブログのエッセイを読んで頂くものです、タイトルはフランシス・フォード・コッポラ監督の、名作映画にちなんで付けたもです。ゴッドファーザーとは「名付親」という意味です。カソリック教徒の世界では、父親が二人いて産の親のほかに名付親がいます。名付け親になった人は、生涯ゴッドサンの成長を見守ってくれて援助をしてくれます。
理由は人生とはそれほど厳しいものなので、二人の父親を必要とすると言うものです。シシリーでは一般的な慣習です。
映画ではフランク・シナトラの名付け親役をマーロン・ブランドーがやってました。あれは、フランク・コステロがモデルなはずです。シナトラはニュージャージィー州 ホーボーケンのイタリア人街に生まれました。
母親がボクシングの興行に関わってた関係で組織のシンパだったそうです。コステロとシナトラは年齢が20歳前後しか離れていないので、本当のゴッドサンではないようですが、彼が芸能会入りするとき、ラッキー・ルチアーノに世話になっています。
また、売れ始めたのでビッグバンドの安い契約料を解除したいと、バンドリダーに求めたのですが応じないので、そこでゴッドファーザーに頼んで解約をせまるのですが、するとゴッドファザーはオーナーの頭に拳銃を突きつけ「解約に1万ドルでOKするか、さもなくば頭を撃たれるのか、どちらにするか」とせまったという話があります。
ラッキー・ルチアーノはフランク・シナトラの成功を、同じイタリー系として心底喜んでいました。また、映画の興行やラスベガスのショーの関係でケネディ大統領の父、ジョゼフ・ケネディとも親しいので、シナトラをケネディ家とのメッセンジャーとして遣いました。
この役を組織から命じられたシナトラは、アメリカ大統領を意のままに出来ると、最高に喜びました。しかし、結果的にケネディの弟、ロバート司法長官に出入り禁止を申し渡され激怒します。そして、ケネディ暗殺に話は繋がって行く訳です。
サンデル教授とゴッドファザーから |