バリ島の女


著: 五宝園

バリ島の女

著:五宝園
販売価格:550円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2017年03月13日
ページ数 PDF:74ページ
内容紹介

彼女の美しさは月のようだった、、、

インドネシアの甘い香りのたばこグーダンガラムと砂埃と甘いインド香の入り混じったクタの香り、何処からか流れてくるGREATFUL DEADのサウンド・・LIVE/DEAD

二十三時というのに、夜はこれからと言わんばかりに人々が歩いている。

道路わきには手足の無い乞食、子連れの物乞いの女、客引きのインドネシアン達。

タクシーや小型バイクは渋滞で排気ガスを撒き散らしている。

オーストラリア人やヨーロピアン達は我が物顔で歩いている、、、

作品全体を通し、著者は生命の根源にまで思いを馳せ、哲学的かつ宗教的な思いをガムランの音楽にのせるかのように語りかけ、それらが全編を流れる通奏低音となって幻想的な雰囲気を醸し出す事に成功している。著者のArtistとしての資質が作品中に生かされ、バリ島という自由な世界を得てエキゾティックに醸成し、最後まで読者を引き付ける謎解きの興味も巧みに織り込まれて、上質な大人の物語として仕上がっている。

この作品は90年代のバリ島を舞台に描いており、登場人物は殆ど実名をつかっています。

このウエーブサウンドを聴きながらどうぞ http://www.youtube.com/watch?v=5AMUPfw7DeM

作品を97年クタビーチのマック前にて、25歳の若さでこの世を去った友人のMad Rastaman(マッドラスター)にささげる God bless him

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