居酒屋短編小説シリーズ第2作『車いすとホッピー』

居酒屋短編小説シリーズ第2作『車いすとホッピー』

状態 完成
最終更新日 2013年10月28日
ページ数 PDF:11ページ
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内容紹介

 東京、川崎、横浜の居酒屋を巡り、「酒場での物語」を探して歩く、居酒屋探偵daitenこと、新岳大典の短編小説。舞台はもちろん居酒屋。そこで起きる人間模様を短い小説として発表しつづける連作「居酒屋短編小説シリーズ」第2作。

 忙しく働く営業マンの青年。
 彼が通勤に使う駅の脇にやっと人がすれ違うことが出来る狭い路地がある。その路地の奥は大衆酒場、焼き鳥店、スナックなど小さな店が並ぶ「飲み屋街」であった。そこにある古い焼き鳥店で呑む「ホッピー」だけが彼の癒しだった。

 しかし、彼は高速道路での交通事故で下半身の自由を失った。

 その路地はひどく舗装が傷んでおり、アクリル製の看板や不法駐車の自転車で道幅の半分が塞がれ、とても車いすで入ってゆくことなどできない。
 彼は思うのだった。「この路地で酒を飲むことなど、もう無いだろうなあ」と。

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