化石の村

化石の村

販売価格:473円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2012年02月13日
ページ数 PDF:196ページ
内容紹介

 京都で大学図書館司書をしている小泉佐保(こいずみさほ)(25歳)に恩師の谷崎教授から別荘開設祝いの招待がきた。そこは奈良県北部の山間で、出入(ではい)りが長いトンネルだけの孤絶した鬼添里(きさな)村だった。

 佐保はそのトンネルで異様な「物」に襲われ「くるな」のメッセージを受け傷を負った。その直後に近くの神降寺(じんこうじ)でハイカーが惨殺され、別荘に着くと村の遊刺木(ゆさき)青年が「一ヶ月前にも村の老女が井戸に逆さ吊りになっていた」と話し、別荘開きの祝宴は騒然となった。

 日頃は事件一つ無い村なのに、二十年に一度の宵宮が近づくと、凄絶な連続殺人事件が起こる謎の鬼添里で、探偵司書・小泉佐保の冒険が、始まった。

目次
登場人物
プロローグ
プロローグ
第一章 鬼添里村
(1)長いトンネル
(2)再会
(3)谷崎教授の故郷
(4)トモコの疑問
(5)奇祭の村
第二章 伝承の里
(1)待命塚古墳
(2)トラウマ
(3)神降山
(4)霊慧和尚
第三章 宵宮の贄
(1)鬼御殿岩に棲む
(2)神主
(3)速贄
(4)行方
(5)博物図書館
第四章 「物」の物語
(1)作戦
(2)伏見油掛
(3)やましな模型
(4)物部の末裔
第五章 神降山
(1)鬼塚犬九郎村長
(2)霊空のメモ
(3)ミニキャタピラー
(4)陸軍理科学研究所鬼添里分室
第六章 物怪
(1)列品室
(2)蟻地獄
(3)贄の女
(4)暗闘
終章
(1)祭りの後
(2)レファレンス・レポート
エピローグ
エピローグ