あたしはつーちゃんが大すき! 愛して止まないつーちゃんだ。 あたしだけがつーちゃんの暴力を受けている。 あたしだけの特権なのだ。 「あたしだけの」! これって素晴らしいことじゃない? 「幸せだって言えよ」 つーちゃんは涎を垂らしながら言う。あたしは脂汗を流しながら考える。 うーん、シアワセ? 幸せかー、難しいね(本文より抜粋) 著:河野美佐 『季刊わせぶん冬号'10』収録。
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