ドルフィン共和国物語―ヒロの冒険―(第一部)

ドルフィン共和国物語―ヒロの冒険―(第一部)

販売価格:275円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2012年02月13日
ページ数 PDF:116ページ
内容紹介

ヒロとジロは小学5年生と2年生。父親のサブ、母親のクミとともに、海が好きで
鎌倉に引っ越してきた。夏休みのある日、ヒロが浜に行くと、海の中に突然、島が出
現していた。不思議に思い、近くの人に島のことを聞いたが、誰もその島が見えてい
ないらしい。しかし、両親や弟には、島が見えていた。父サブは、その島に行ってみ
ようとヒロを誘った。
島に近づくと、二人を乗せたボートをイルカが誘(いざな)った。思わず深呼吸し
たくなるような美味しい空気の中、上陸すると、頭からスッポリ羽織る貫頭着のよう
なものを着た、サンタのようなヒゲを生やした大柄な男が立っていた。その男の案内
で島を歩くと、そこは、緑と花々の中に家々が点在する、お伽の国のような景色。そ
して、この島は、心の素直な人にしか見えず、この島の生活にはお金というものはな
く、木の植物で食べ物は十分で、人々は、それぞれ得意の職業について、この島で生
活しているという。
サブ一家は、この島に移住することを決め、島に渡る。サブは、島の監視の職につ
き、クミはこの島の国会の秘書の職についた。ヒロとジロは元気に島の小学校に通う
が、ある日、ヒロの同級生の一人が、突然、姿を見せなくなった。また、父サブは休
日に行った図書館で、島の生活に不思議を感じた。サブは妻のクミと、その不思議を
見てみようとする。調べていくうちに、姿を消したヒロの同級生のことも、その不思
議と無関係ではないことがわかる。また、知るごとに、この島の人たち、とくに大統
領や大臣たちの不思議な行動も目につくようになった。ヒロたちの周りにも不思議な
ことが起こり始めた。否応なくヒロたちファミリーは島の不思議に巻き込まれていく
――。

目次
●第一章●  島の出現
●第二章●  ドルフィン共和国に行く
●第三章● 島の家
●第四章● イルカと遊ぶ
●第五章● 国会議事堂に行く
●第六章● 永住を決める
●第七章● 学校に行く
●第八章● 島に引越し
●第九章● 島での活動開始
●第十章● 不思議な出来事
●第十一章● 不思議に挑む