「占いの答えが出るまで、あと少しだけ待っていて――」
モントリオールの旧市街で、ピアニスト・藤原涼子の隣に立つ大谷祐介。彼は、かつて優子が密かに想いを寄せていた男だった。
「闇の7年間」を抜け、ギターと涼子との人生を選ぼうとする祐介。一方で優子は、星が示す「天地徳合」の暗示に背を向けるように、自らフラれるために異国の街へと飛び立つ。
冷たい雪が降るモントリオール、熱気あふれる日比谷のフェス、そしてニューヨーク・ブルーノート。
音楽が時間を彩る中、過去の呪縛――星崎詩音や祈織の影に囚われ続けてきたアキラもまた、涼子との関係にひとつの答えを出そうとしていた。
「君の音は、ここにいていい」
アキラが手帳の切れ端に書き残した不器用なメッセージは、三拍子のジャズ・ワルツに乗って、それぞれが選んだ「別の未来」へと響き渡る。
『十六夜の占術師』から続く藤原涼子との物語に、ついに終止符が打たれる。
シリーズ最高峰のエモーショナルな音楽恋愛小説。
著者 橋本昂祈
PS
この物語は、高木里代子さんの楽曲『Waltz à Montreal』からインスピレーションを得ました。
『Waltz à Montreal』は、いまのところ主にライブだけで聴ける、特別な一曲です。
一足先に、物語
『Message in Montreal』を通して、あの街の風を感じて頂けたら嬉しいです。
高木里代子さんの最新情報は、オフィシャルサイトをご参照下さいませ♪
https://www.riyoko.jp/