速水御舟 作 炎舞を書く

速水御舟 作 炎舞を書く

状態 執筆中
最終更新日 2025年12月03日 1ヶ月以内
ページ数 PDF:96ページ
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内容紹介

令和七年十二月三日 13時30分完成
お陰様で「速水御舟作 炎舞を書く」が完成した。一つの画を書こうとするだけでこれだけの時間を費やし、日本の近代史を紐解く。挙句が、仏教から旧字体から、出来事まで。美術史家の先生達。プロの先生達のご苦労を想うと頭が下がる。以前書いたことだが、ダ・ヴィンチが画を書くのに遡った時間は1500年にあたいする。カラヴァッジョもそうだ。私たちが彼らのことを学ぼうとしたとき、最低でも2000年近くを遡り学ぶことが求められるのは至極当然のことなのだろう。速水御舟の一つの画を学のでさえ、100年の時を遡る必要性に迫られる。
 飽きもせず、チビリチビリとやれる気構えが必要なのかもしれません。
わたし、つくづく思うけどさ。
宮下規久朗先生の存在に触れられたことは大きいなぁ。まぁ、片思いみたいなものなのだけどね。感謝しかない。

本書は筆半ばである拙著 小説「燁冥」を書き上げる上での勉強を纏めたものである。作品は残念ながら今年のものとはならず、来年の然るべき時期に仕上げることを予定しているのだが、御舟作 炎舞、これがなんとも一筋縄ではいかない作品でもあり、これまでの道すがらを復習の意味も込めてプロローグとした次第である。よければ遊んで行ってくださいね。

目次
はじめに
瞬間をスッパ抜く妙技『蝶々と柘榴にみる凝着の時間』
速水御舟 作『炎舞』を書く ①
速水御舟 作『炎舞』を書く②
速水御舟 作『炎舞』を書く ③
速水御舟 作 『炎舞』を書く ④
速水御舟 作 『炎舞』を書く ⑤
速水御舟作「炎舞」と吾小説「燁冥」
画家 速水御舟のみた地獄
随想好日『世一語録・絵画と文藝』
空は空 一切は空なり~速水御舟・カラヴァッジョ編 最終話
絵画が教えてくれた『際(きわ)』
速水御舟作「炎舞」令和7年・俺流解析総集編
あとがき
付録・聖書と絵画 ラ・トゥール『聖ペテロの悔悟』一考察