霊気療法は大正年間に日本で創始された、いわゆる手当療法と言われる民間療法の一種です。
創始者の臼井甕男氏は岐阜県の山奥の集落で生まれ、後に東京に出てキリスト教の神学校の校長をしていたと言われています。
当時の日本は今のような医療保険制度も無く、多くの民間療法が台頭していた時代で、この霊気療法も民間療法の一種として広まっていったと考えられます。
ただ霊気が他の民間療法と異なっていたのは、霊気特有のシンボル(図形)とマントラ(言葉)が伝わっており、このシンボルとマントラに固有のエネルギーを集める働きがあり、そのエネルギーこそが即ち東洋医学で言う〝気〟であり、このシンボルとマントラを使って手当療法を行う事で病気が治る事から、多くの人びとの信頼を集めた事が推測されます。
後にこの霊気は海外に持ち出され、ヨーロッパ等に広がり昭和の後半に日本に逆輸入の形で帰って来ました。
この本で紹介されている〝ハイパーレイキ〟は、その様な古典的な霊気を現代にあった様々なメソッドと融合させる事で、霊気本来の様々な効果に加えて、マインドフルネスの様な瞑想的な効果や、サイモントン療法やヒーリングコードの様な細胞への効果など、筆者の藤田が30年の歳月をかけて進化させ、より完成させて行った内容について詳述しています。
また心拍変動や脳波計測などの医学的なデータも添えて、より客観的で判りやすい内容となっています。
過去に霊気を学んだ方や、すでに霊気を知っている方はもちろんの事、超高齢化社会の現代にあって、健康で長生きする為には必須の課題、『どの様にして〝生命エネルギー〟を補うのか』と言う問題への一つの回答として、『究極の自助メソッド〝ハイパーレイキ〟』は元気で明るい未来を切り開く一助となるはずです。