状態 | 執筆中 |
---|---|
最終更新日 | 2019年05月07日 |
ページ数 | PDF:213ページ |
ダウンロード | PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード |
Kindleで読む | New ※要設定 設定方法はこちら |
今では私の名前も思い出せない重度の認知症の母。脳梗塞、大腿部頸部骨折、アルツハイマー型認知症と介護地獄への一歩手前、そして命にかかわる嚥下機能障害、これらに私がどう立ち向かったのかの実践的記録です。私は地域包括センターが支援する認知症の介護家族の会の世話人をし始め、月一回の他人の介護の現実と向き合う機会を得ていますが、そこで吐き出される現実には私の介護は霞んでしまうのです。余りに苦しい悲惨な現実が次々に報告されるのです。そうした人たちのお役に立てればという思いで公表することにしました。また、介護経験の無い方にとっても「介護の世界」、外からは見る事の出来ない「独特の世界」があるんだという事を知っていただければ、と思います。「介護の世界」では介護する者の人間性をも試し続け、「変革」を促します。介護を通じて私はより人間的に生まれ変わった、と実感しているのです。いい介護をさせてもらって母には感謝しています。(2010.11.5)
はじめに |
第一章 病院まかせにはできない! |
母が半身不随になった! |
病院まかせには出来ない! |
老健施設への入所を断られて |
母にあったリハビリは何処で? |
観劇などの音楽療法の試み |
「こむら返りにも耐えた ハードトレーニング」 |
「今が一番幸せ」 |
リビングで転倒!大腿部頚部骨折 |
「ベッドに手が縛られていたの」 |
目からうろこ、在宅看護という方法があったのだ。 |
再びリハビリの開始だ! |
ピンポンでリハビリだ! |
またまた転倒!寝たきりへの道 今度は右肩を骨折! |
「お母さんが死んだら誰が僕の背中にサロンパスを貼ってくれるの?」 |
母の頭はタイムマシーン |
素人の認知症対策 |
法事はリハビリの特効薬 |
「裁縫の「指導」はうまくいったの?」 |
洗剤を飲んじゃった! |
第二章 副作用に苦しんで |
血圧の管理ー副作用に苦しんで |
医者は薬のセールスマン? |
医療ビジランスセミナーに参加して |
血圧を科学する |
血圧はウソをつく |
「血圧管理」なき降圧剤投与の無謀さ |
「白衣高血圧」について考えてみた |
これまでの薬よ「さようなら」 |
高齢者高血圧の疫学調査が医師の反対で中断!ウソ?ホント? |
高齢者の抗圧目標がまだ分かっていない、ウソほんと? |
高齢者の高血圧に関する実態調査が始まった! |
第三章 認知症の母に向き合って |
「バカを背負った」母の気遣い |
専門医はどこにいるの? |
名古屋の病院にまで行って受診して来た |
アリセプトの効果が出始めた??? |
「アリセプト」ってどんな薬? |
アリセプトの効果? |
藁にもすがる思い |
母が興奮し激高! 「ばかたれ!」「あほんだれ!」「いくじなし!」 |
「どうして夕食を食べないの?」 |
「ここは何処?」 |
「癒し癒されて」 |
母が元気になると介護がきつくなる。 |
第四章 介護地獄の扉が開いた!? |
『介護の風景』 |
介護地獄の扉が開いた? |
深夜の「徘徊」 |
アリセプトを中止した。 |
『嫌々する介護が「地獄」への道?』 |
昼夜逆転の防止が「楽な介護」のキイポイント |
温熱療法の試み |
「さあ、リハビリの開始だよ」 |
『また、転倒!』 |
「精神安定剤を使ってみた」 |
送迎用の車から降りてくれない |
母が言う、「一泊してくるからね」 |
ポータブルトイレで 何故おしっこが出来ないの? |
「ショートステイを利用して」 |
長いトンネルをくぐり抜けた! |
『ショーとステイから帰って来て』 |
アリセプトは母に効果があるの? |
第五章 生死の間をただよいながら |
今度は右大腿部頚部骨折!しかし術後のケアは完璧だった。 |
一段と進行する認知機能の低下 |
「余命」あと一年? |
マッサージをして貰って |
「危機」を乗り越えた! |
母の回復で「介護」がきつくなる! |
異常行動 |
抱きしめて抱きしめて、すきんしっぷ! |
「お母さん、一人で歩かないで!」 |
希望の灯火(ともしび)が消えて行く |
トイレ介助 |
「人間関係に生きる」 |
ポンコツ車が動き出す |
「暴力的振る舞い」の原因が解った! |
言葉を失っても「心」は消えない? |
認知症が改善したの? |
第六章 嚥下障害を克服して |
いつまでも「一喜一憂」 |
「興奮」への上手な付合い方 |
アリセプトに代わる「新薬」フェルガードとANM176(1) |
「元気?」「元気だよー」 |
鳴くまで待とうホトトギス |
命の限りを告げられし人へ |
母の最後の時がやってきた! |
私の無知が肺炎を引き起こした。 |
母の食事はどうすればいいの? |
訪問看護サービス(点滴)が命綱 |
訪問介護サービスで精神的負担の軽減! |
新薬メマリーを試して見た |
第七章 終末期への道 |
母は終末期への入り口にさしかかった |
母の酸素濃度は99% |
座位時の母のお尻の皮の状態を想像して! |
脳梗塞を再発 これが最後? |
死の選択肢が提案され思考停止に |
蓄えた体力も尽き始めた |
在宅介護介護の準備完了 |
葬儀の準備もしたのに |
一口一口が命がけ |
看取りが遠のいた? |
介護を哲学する |
パレスオキシメーターが母を救うかも? |
母が骨折! |
最高の医療と最高の介護を |
地獄に仏 |
玉手箱 |
摘便 |
赤ん坊に返った母 |
苦しみの無い臨終をめざして(1) |
苦しみの無い臨終を目指して(2) |
認知症治療の最前線 |
「介護」と「薬」は両輪である |
「ANM176」ってどんな薬? |
日本にもこんな医者がいるんだ! |
脳梗塞で死んだ神経細胞は その後、どうなるの? |
NPO「松原ファミリー」のデイサービスを見学して |
かみやま倶楽部のボランティアに参加して |
奥付 |
奥付 |