ベレオーサ市は突然のニュースに沸き立った。総督シパドの結婚が決まり、同時に有罪判決を受けていた者の恩赦が決定したのだから。
シパドの相手はバイスロイ。そのニュースは人々にさまざまな想いを抱かせる。この結婚はヒューダーたちを助けるためのものではないかというイリチヤの考えを、バイスロイは一笑に付す。バイスロイは、シパドへの愛と総督家の持つ権力が狙いなのだという。そんな彼をイリチヤは軽蔑するのだが、イリチヤ自身、バイスロイに助けを求めたことを思い出す。
そして、シパドの相手としてレガリオ王に招待されたのち、バイスロイは父なる金星神殿に祈りを捧げる――
| 登場人物 |
| 第三十七章 |
| 翳る金星 1 |
| 2 |
| 3 |
| 4 |
| 第三十七章のあとがき |
| これまでのあらすじ |
| 奥付 |