自分から公園生活者となり生きたおっさんの、その理由と悲劇的軌跡。
2025年問題ではないけれど、賃貸に住む単身高齢者はやがて住む家を失くしてしまう運命なのか。六十歳になり、賃貸に住む単身の高齢者となりつつあったおっさんは、そのことに真剣に悩んだ。その結果おっさんはそれまで住んでいたアパートを出て、自ら近くのヴェルニー公園で暮らすようになる。断食すれば直ぐに死ねるだろうと甘く考えていたおっさんだったが、なかなか死ねなかった。そんな苛酷な公園生活を生きるおっさんを、大地震とヴェルニー公園へと押し寄せる大津波が襲う。おっさんの運命や如何に。
参考文献:老後に住める家がない!太田垣章子著(ポプラ新書)
序 |
序 |
(一)出会い |
(一)出会い |
(二)悲しみはぶっとばせ |
(二)悲しみはぶっとばせ |
(三)海の開店時間 |
(三)海の開店時間 |
(四)ヴェルニー暮らし |
(四)ヴェルニー暮らし |
(五)貧しい者は幸いである |
(五)貧しい者は幸いである |
(六)絶望 |
(六)絶望 |
(七)アパートを出る |
(七)アパートを出る |
(八)海 |
(八)海 |
(九)断食 |
(九)断食 |
(十)予知能力 |
(十)予知能力 |
(十一)ヴェルニー公園に死す |
(十一)ヴェルニー公園に死す |
(十二)The Long And Winding Road |
(十二)The Long And Winding Road |
終わりに |
終わりに |