詩作の好きな少年と少女が夏の海辺で出会う。しかし実はふたりは……。時空を越えた奇蹟の物語。
貝殻、足跡、波の音、空の青さ、木漏れ陽、プラタナスの木陰、夕映え、夕立、虹、駅のホーム、街の灯り、花火、星座、ラヴソング、風のにおい、夜明けの静けさ……。目印はいくつもある、この星の上に……。少年は詩作と海とラジオの深夜放送を聴くのが好きだった。ある夏の日の夜明け前、突如ラジオから”風の放送局”と名乗る不思議な放送が聴こえてくるようになる。と同時に海辺にひとりの少女が現れる。少女も詩作が好きでふたりは気が合うが、少女は難病だった……。時空を越えた少年と少女の、そして謎のDJとの奇蹟のめぐり会いと再生の物語。
生命とは何か、を問いかける青大井空の問題作。時空間設定がちょっと複雑。登場人物は三人のようで、実は二人だけです。
序 |
序 |
(一)千日の詩の伝説 |
(一)千日の詩の伝説 |
(二)風の放送局 |
(二)風の放送局 |
(三)雨の街を(荒井由実 一九七三年) |
(三)雨の街を(荒井由実 一九七三年) |
(四)男の子のように(渡辺美里 一九八六年) |
(四)男の子のように(渡辺美里 一九八六年) |
(五)坂の上の家(大橋純子 一九七六年) |
(五)坂の上の家(大橋純子 一九七六年) |
(六)少女(五輪真弓 一九七二年) |
(六)少女(五輪真弓 一九七二年) |
(七)赤いアンブレラ(もんた&ブラザーズ 一九八〇年) |
(七)赤いアンブレラ(もんた&ブラザーズ 一九八〇年) |
(八)普通の朝(ノーバディ 一九八五年) |
(八)普通の朝(ノーバディ 一九八五年) |
(九)ガラス越しに消えた夏(鈴木雅之 一九八六年) |
(九)ガラス越しに消えた夏(鈴木雅之 一九八六年) |
(十)夢(山崎ハコ 一九八〇年) |
(十)夢(山崎ハコ 一九八〇年) |
(十一)いとしのエリー(サザンオールスターズ 一九七九年) |
(十一)いとしのエリー(サザンオールスターズ 一九七九年) |
(十二)私が生まれた日(山崎ハコ 一九九五年) |
(十二)私が生まれた日(山崎ハコ 一九九五年) |
(十三)風の道(大貫妙子 一九八二年) |
(十三)風の道(大貫妙子 一九八二年) |
(十四)卒業写真(ハイファイセット 一九七五年) |
(十四)卒業写真(ハイファイセット 一九七五年) |
(十五)白いページの中に(柴田まゆみ 一九七八年) |
(十五)白いページの中に(柴田まゆみ 一九七八年) |
終わりに |
終わりに |