生命倫理研究者に死に逝く意識を伝えた記録


著:

生命倫理研究者に死に逝く意識を伝えた記録

状態 完成
最終更新日 2024年02月26日 1年以内
ページ数 PDF:158ページ
ダウンロード PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード
Kindleで読む New  ※要設定 設定方法はこちら
内容紹介

複数回の「死に際体験」をしている著者が、鳥取大学医学部の安藤泰至准教授に「死に逝く意識(自分の死に向かっているときの脳)」を伝えながら、《死と命》について考察した丸5年のメールの記録です。

目次
はじめに            2023年10月25日   播磨澪
播磨澪から、安藤泰至先生への手紙
安藤泰至先生から、播磨澪へのメール
播磨澪から、安藤泰至先生へのメール
『生存する意識』を読んで
『「尊厳死」議論の手前で問われるべきこと』を読んで考えたこと
私の「一人称の死」そのものについての検証と議論の必要性について
「尊厳死」と超高齢者の終末期について
AIとソクラテスと「死」
AIの出現で考えるべきことは何?
公立福生病院での「人工透析中止」事件
《滑りやすい坂》の話・NHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」を観て考えたこと
小島ミナさんを追った『安楽死を遂げた日本人』(小学館)の感想・〈アンパンマンのおもちゃ〉と「安楽死」
倫理学者 ウェデル・ウォラックの話・小説「平成くん、さようなら」の話
『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』(安藤泰至著 二〇一九年 岩波書店)を拝読して
哲学者ダニエル・デネットの話
何故、人は「よい死」を求めるのか
「死」が概念になるのは仕方ないのですが
「臨床哲学カフェ」の話
理性をそぎ落として初めて見えるもの
人間の「命」は生まれたときから死ぬまで「生存欲」と「承認欲求」を失うことはない
『末期がん患者さんへの手紙』について
テレビドラマ『家政婦のミタ』の話
小論の感想
京都ALS嘱託殺人事件について
NHKニュースの京都ALS嘱託殺人事件報道について
京都ALS嘱託殺人事件と座間連続殺人事件
オンライン公開講座「患者学」の感想・お医者様の「大丈夫、明日は来ますからね」は魔法の言葉
「反出生主義」へのつぶやき
人間の「脳の癖」の話・デジタル旅行の話
『最後の一息まで、あなたとして息をして・・末期がんのあなたへお伝えしたこと』の話
アメバプライム(ABEMAPrime)での安楽死の特集の感想
確認のお願い
安楽死容認を止める武器は、実例の掘り起こし
人間の脳は心臓が止まった後も数分まだ「生きている」の話
西欧哲学というのはキリスト教との闘いの歴史では?
『死と向き合う言葉 呉智英、加藤博子の対談』の感想
スペインで安楽死と自殺幇助を合法化される
スペインの合法化を受けて「安楽死」「自殺幇助」を考える
ライオンに食われている時のシマウマの脳内の恐怖について
私は《かたりべ》
小説『いのちの停車場』を読んで
「死の考察」に関しての従来の「哲学」「人文学」「生命倫理の概念」の限界について
自殺したい子供たちへの手紙
脳の基底核について
二〇二一年八月二四日の夕方の都内の民放のテレビのニュースをみて
『十代二十代三十代の「死にたいなぁ」と思っているあなたへ 《かたりべ》からの手紙』と『命とは何か、死とは何か』の報告
「安楽死推進」は、自己洗脳
過去の言葉に、患者本人が苦しめられる問題… 未来の自分の死は、他人事としての死
小説『生を祝う』を読んで
とにかく生き続けてみなければ分からない
オランダの安楽死特集をテレビで観て
電子書籍出版のお知らせ
鳥取県の豪雨災害のお見舞い
オランダの一歳~一二歳未満意思確認できない子供の安楽死問題で気になった事
読売ドクターの記事
二〇二三年九月二二日安藤先生より九月三〇日「PLAN75」シネマカフェのお誘い
5年間のメールをまとめる企画の相談
「安楽死推進派の声」と「キリスト教圏の安楽死」の波を止める防波堤は何?(五年目のメール )
あとがき            2024年1月18日 播磨澪
本書に寄せて          2024年1月18日 安藤泰至
付録欄
著者・著書
参考文献・資料