■漂白社会とは何か?
本来は建前であるはずの誰が聞いても心地の良い“きれいごと”が社会の本質として存在してしまい、子供を中心に多くの人がその“きれいごと”を社会そのものだと信じてしまう事です。誰も悪くない社会や時代のねじれです。
■学校が大事なことは教えてくれない理由
本書に書かれている漂白社会と言うのはきれいごとの社会と言う事です。
学校では今きれいごとしか教えられません。
なぜなら昔、学校は聖域であり一般社会の常識とは隔離された社会だったにも関わらず今は親や関係者が口出しできます。
SNSでテストの点付け方法まで拡散される状態です。
結果先生たちは子供に教えられる事が限定されてしまっていると言う事です。
■社会はきれいな面だけではない
ドラッグ、詐欺、差別、政治的思想、社会に一歩出ればこのような事が大きな口を開けて子供達を待っております。
早ければ高校生高学年ぐらいから接触する可能性がある。
子供が何も知らないで社会にでると言う事は、何の装備も無く雪山に登るようなものです。
■情報の無い子供の人生は厳しいものに・・・
学校で教えてくれないなら社会の真実を誰が教えるのか? 親・親族しかいません。
だから親は物知りにならないといけません。
善悪は別にしてもとにかく、今社会のねじれにより漂白社会があると言う事実を目の前に今の子供達を守っていく必要があると思います。
子供が何も知らないで勉強と部活だけして社会にでたら人生は厳しいものになると私は思います。
はじめに |
はじめに |
第一章:”きれいごと”だけの社会 |
漂白社会の語源 |
どうしてきれいごとだけの社会になったのか? |
きれいごとを信じて育った子供達の末路 |
バイタリティーがある人の言う事は参考にならない |
親が情報弱者だと社会に漂白される |
誰からも非難されないモノを作ると”つまらないもの”ができあがる |
第二章:きれいごとに反論すれば必ず悪人になる |
本質をコーティングする極めて厄介な膜 |
勝ち負け・善悪・良し悪し・これらの二軸構造が漂白社会の後押しに |
漂白社会で増え続ける子供の宿題 |
親もとりこんで”よってたかって”子供をいじめる社会構造 |
拡大する子供産業は教育だけに収まらない |
第三章:子供が全部知ったうえで選択するなら何の問題も無い |
事前に言って子供が選択する事がフェア |
大人は「社会の恥部」を恥ずかしいから子供に隠したい |
めんどうくさいから嘘でも信じると諦める大人達 |
第四章:子供達に教えるべき事 |
四章の説明 |
漂白社会で楽に生きるための振る舞い「the HOW」 |
「重厚な本質」と「薄い建前」のコーティングを持つ |
建前で話していて本当の人間関係はできるのか? |
自分を大きく見せたり賢いフリをしない |
良し悪しの判断を他人の前でしない |
他人の間違いを指摘しない |
他人と心の底からわかりあおうとしない |
人の悪口も自分の悪口も人前で気安く言ってはいけない |
悪気の無い人には無駄に怒らない |
「自分の情報は必要最小限」しか言わない |
悪意のある人には、「逃げるか戦うか?」ハッキリする |
漂白社会で待っていても教えてもらえない具体的事柄「the WHAT」 |
何になりたいか?じゃなくどんなライフスタイルが良いのか? |
結婚観について早いうちに考える |
頑張ってもほとんどの人は応援してくれない |
自分自身の宗教や思想を知る |
他人が無作為に寄ってくる理由は金か時間か人脈を奪いに来ている |
イジメは大人になってもある、そして誰も助けてくれない |
第四章のまとめ |
あとがき |
あとがき |