実物のない複製の複製、起源のない引用の引用 PARTⅡ


著: 星野廉

実物のない複製の複製、起源のない引用の引用 PARTⅡ

著:星野廉
状態 執筆中
最終更新日 2023年07月19日 1年以内
ページ数 PDF:350ページ
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内容紹介

PARTⅡ。「移す・移る」の代わりに「映す・映る」と「写す・写る」を用いる。薄くて厚いもの(たとえば言葉や影や面)を利用する。リアリティに実体は要らない。以上のテーマについて書いた文章を集めました。文章は新しい順に並べてあります。それぞれが別の日にnoteに投稿したものなので重複が多々見られますが、ご容赦ください。

目次
本物のない複製の複製、起源のない引用の引用
空っぽ
似ている、そっくり、同じ、同一
映る、写る、移る
人は存在しないもので動く
こんなの私ではない
引用の織物
えんえんと迂回しつづけるしかない
偽物っぽくない偽物
作家、音楽家、芸術家は、作品を残すと言うよりも、むしろ名前と作品名を残す。
「移す」の代わりに「写す」と「映す」で済ます
固有名詞、とくに人名は最強で最小最短最軽の引用なのです。
書いても書いても書いてはいない。
うつるはうつる
映っている私、写っている私、移っている私
とっかかり
過剰で過激な想像力
うつるとうつすで影を編む
言葉と向きあう
「そっくり」という、まぼろし
樹影、言影、幻影
世界にシンクロする
意味が立ちあらわれるとき
私たちは同じではなく似ている
世界の意味、意味の世界
「たったひとつ」感、「たったひとり」感
学習の成果