歌人・渡邉郁子のはじめての詩集です。
―閉ざされて、呼吸することを忘れた人は、心を言葉に置き換えることで、固まってしまいそうな時間をなだめることができる。あなたが読むことで、共振した言葉はいつかまたあなたのものになって旅立つに違いない。旅は終わらない。季節を超えて、過去も未来も今も、言葉は球体で完璧な存在としてあなたとともに生きる―(「あとがき」より)
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| もくじ |
| おやすみ |
| まうさくらやみ |
| 白秋 |
| 玄冬 |
| 青春 |
| 朱夏 |
| かみさま ふたりを |
| おとうさん ちょっと止まって |
| 感謝しています |
| 女性になるまで |
| 流れる |
| 海に望む高い崖 |
| 金木犀 ―あなたが秋を迎えた日に |
| あとがき |