【あらすじ】 
 主人公の一人、木村祐介(31歳)は公務員を辞め夢に向かって起業したものの、見事に失敗し、借金を抱え彼女にも振られてしまっていた。
 体調を崩しプチ鬱状態になりながらも、何とか立ち直るきっかけを探している折、アルバイトの帰り道で偶然ある相談所を見つける。その案内板にあった悩み相談の「達人」という言葉に導かれるように、ある日の土曜日、相談所を訪ねる。
 そこに待っていたのは、もう一人の主人公、鑑善三(73歳)。「達人」のイメージからは程遠い、どこにでも居そうな初老の男性。人生経験だけは人一倍豊富だった。
 祐介は鑑善三に不思議な魅力を感じながら、「達人」に聞いてみたいと溜め込んでいた質問を次々にぶつける。その質問に、独特の語り口で答えを返す「達人」。
 祐介は達人の答えに時として疑問を持ちながらも、最後の質問の答えにすべてを納得する。
 その後、相談所に通うことになった祐介は3年の間にすべての問題を解決し、終にはカウンセラーとして相談所の後継者となる。
                            
| はじめに | 
| プロローグ (改訂版) | 
| 1 達人との出会い | 
| 2 人生を貫く自己責任の原則 | 
| 3 死ねばすべてが終わる保証はない | 
| 4 「幸福の定義」を持つ | 
| 5 自称「達人」は方便 | 
| 6 LGBTQについて | 
| 7 無限に開かれた世界 | 
| 8 「悩み」と「問題」の違い | 
| 9 失敗を失敗で終わらせないために | 
| 10 決意一つで未来は変わる! | 
| 11 奥義への導入 | 
| 12 『悩みのダウンサイジング法』 | 
| 13 マイナスの中にプラスを見出す | 
| 14 人類共通の苦しみ「四苦八苦」とは | 
| 15 永遠不滅の法則 | 
| 16 「生老病死」の乗越え方 | 
| 17 「八苦」の乗越え方 | 
| 18 悩み苦しみからの完全開放 | 
| 19 人生の必勝法 | 
| 20 自己中からの脱却法 | 
| 21 天職の見つけ方 | 
| 22 最も悲惨な体験 | 
| 23 自殺が悪である理由 | 
| 24 瞑想で本当の答えを得る | 
| 25 「美」=感性による第三の判断基準 | 
| 26 達人の問題集 | 
| 27 人生で一番大切なこと ― 愛と感謝 | 
| 28 聖なる時間 | 
| エピローグ | 
| あとがき |