工業簿記の基礎


著: 孔炳龍

工業簿記の基礎

著:孔炳龍
販売価格:1,650円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2023年06月03日 3年以内
ページ数 PDF:110ページ
内容紹介

本書は,工業簿記の専門書として,商業簿記の基礎を終えて,基本的な簿記原理の知識を修得した方を対象に,工業簿記の原理をその仕組みから平易に解説し,確実に体系的理解ができるように工夫して執筆したものである。
 簿記原理の仕組みを理解するにあたって,簿記知識の修得が必要と思われるが,簿記原理の応用的仕組みを着実に理解し,応用を確実に学ぶことにより,工業簿記の体系的理解が進むと思われる。
そのために,本書では,工業簿記を平易にわかりやすく説明し,読者が複式簿記のその仕組みを理解し順次進むことができるように工夫している。
 複式簿記は,筆者の考えでは,一般意味論と深い関係があると思われる。諸経済事象を複式簿記で処理する(仕訳・転記など)過程において,多くの特性が捨象されていくのである。そこで,複式簿記では,小書き,摘要,注記,補助簿などで,失われた特性を補っているのである。筆者が執筆している,一般意味論から読み解く簿記原理の応用編の著書も合わせて学習されると,より複式簿記原理の応用を理解することが容易になることであろう。
 本書により,読者諸兄が簿記原理に関心をもち,その体系的理解と実力養成に役立てれば,筆者の望外の喜びである。