巨人族を殲滅させるべく原子炉製造に意欲を燃やすティコ博士に頼もしい協力者が現れた。評議会西支部のコパーン博士である。メッサナ化学者団と決裂してしまったティコは、コパーンの進言を取り入れ、原子炉から原子爆弾へと舵を切っていく。その様子を耳にした黄金門の皇帝は、評議会には専門家がいないのだと見抜く。いずれにしても地下へ潜ってしまったエウメロスには無関係なことだと思われた。ところが事態は急変する。コパーンがティコへ送った無人偵察機が行方不明になった。偵察機は爆弾の製造仕上げに使うブルー・マーキュリーという素材を掲載したまま、ケストル北方、氷河地帯でコントロール不能になったのである。ケストル王国が遠い昔、氷河の決壊によって洗い流された原野に建設されたことを知ったヘルガはケストルに留まっているバイスロイ救出に動き出す。
| 登場人物 |
| 第十七章 |
| ブルー・マーキュリー遭難 |
| 第十七章のあとがき |
| back number |
| 奥付 |