素粒子脈動原理 相対論と量子論を統合した量子重力方程式

素粒子脈動原理 相対論と量子論を統合した量子重力方程式

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最終更新日 2022年04月08日 3年以内
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内容紹介

一般相対性理論の重力方程式と量子論の基本方程式であるシュレーディンガー方程式と を統合した究極の統一場理論を構築した。素粒子脈動原理からの帰結として得られた。 「脈動する場のエネルギー総和はゼロ」の指導原理により、シュレーディンガー方程式の エネルギー総和もゼロとなる。重力方程式の宇宙定数の項をトータルエネルギーゼロの シュレーディンガー方程式と置き換えることで相対論と量子論を統合した統一場方程式 を導いた。宇宙定数の観測値と計算値との誤差は 10 の 120 乗という天文学的誤差である。宇宙定数をゼロとし、シュレーディンガー方程式に係わる微細なエネルギー変動を 残すことは現代物理学の最も重要な課題の一つとなっているが、素粒子脈動原理が導いた統一場方程式がその解となるかも知れない。 究極の方程式を導いた素粒子脈動原理が宇宙の 26% を占めるダークマターの謎を解く。 光は 3 次元空間では光速で移動していて質量は厳密にゼロである。しかし、脈動による 粒子行程、負粒子行程では正負の質量を持ち、空間を歪めて重力を発生させている。脈 動する光子は暗黒物質の完璧な候補である。 暗黒エネルギー脈動原理によって得られた万物の幾何学を表わす万物の方程式に挑戦し ている。一般相対性理論の厳密解の一つであるフリードマン方程式において、正・負エ ネルギーの存在を認めて、エネルギー密度とエネルギー圧力の和がゼロであると設定すると、重力方程式は宇宙規模の空間が膨張・収縮 (脈動) する方程式になると説明されて いる。さらに、重力方程式の宇宙定数をゼロと仮定すると、宇宙項のない重力方程式と なる。さらに、量子力学の波動方程式のエネルギー総和がゼロと仮定すると、組み込んだ波動方程式の影響しない重力方程式が実現する。ここに示した万物の方程式の候補は、 フリードマン方程式の部分によって宇宙規模の脈動を表し、波動方程式の部分によって 量子力学を表している。
・シュレーディンガー方程式は、多くの物理学、原理的には全ての科学における 20 世紀 最大の到達点のひとつだ。これは、原子の中のエネルギー状態の問題を、フーリエ解析を 用い、その振動系自然な倍音を見つける問題に置き換えた。
一般相対性理論の重力方程式を素粒子レベルへ拡張し、量子力学との融合を計る。重力 方程式の宇宙定数は真空のエネルギーであるとされているが、量子力学的試算による値 と観測値との差が 120 桁もの莫大な誤差となってしまう。宇宙定数をゼロにする何らか のエネルギーの相殺が期待されている。ゼロにした後に、素粒子レベルのエネルギー変 動が重力方程式に追加されることが期待されている。暗黒エネルギー脈動原理が上記の 補正を行える可能性があると考えている。

目次
はじめに
第1章 万物の方程式・(量子重力方程式)
[1]  重力方程式における宇宙定数の謎
[2] 量子重力方程式の宇宙定数をゼロにできる。
[3]  量子重力方程式への挑戦
[4]  脈動する場のエネルギー総和はゼロ
[5]  量子重力方程式の宇宙定数をゼロにする脈動原理。
[6]  質量とエネルギーの等価式を修正する。
第2章 ダークマター
[1] ダークマター探査の足跡と実情。
[2] ダークマターの謎に挑戦
[3] 光子と重力量子は同じ光子の表と裏
[4] 暗黒エネルギーは現代版エーテル
[5] 暗黒エネルギーの脈動による素粒子質量の発生機構
[6] 暗黒エネルギーの脈動は超対称性を現す
[7]  脈動する光子は暗黒物質の完璧な候補。
第3章 素粒子脈動原理とは
[1]素粒子脈動原理の基礎概念
[2]素粒子脈動原理に関する既存の事実、概念
[3]素粒子脈動原理の概要
[4] 「素粒子脈動原理」の仮説。(1980年発表の原文)
[5]素粒子脈動原理の行程別特性表
おわりに
出典・参考資料
筆者紹介