糸玉ストリング脈動原理

糸玉ストリング脈動原理

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最終更新日 2022年03月17日 3年以内
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内容紹介

現在の超弦理論は無数の超弦理論が導かれ、一つの理論に統一出来ずに混迷している。 混迷する超弦理論を改革し、第3次革命をもたらして究極の統一理論としてさらなる前進を可能にするために、糸玉ストリング脈動原理と命名した超弦理論の改革案を提示する。
改革案の要点は、諸悪の根源と考えられる余剰次元のコンパクト化操作を改革することにある。コンパクト化操作によって余剰次元である6次元のカラビヤウ空間を我々が認識している3次元空間の各点に貼り付けたことが結果として、無数の理論が発生するという迷路に迷いこませていると推察する。  
糸玉ストリング脈動原理は、
1) 従来の超弦理論における1次元のストリングを糸玉状に巻いた糸玉ストリングによるエネルギーの塊として自発的に脈動を続ける能動型糸玉ストリングと、
2) カラビヤウ空間に代わり、物質波の励起で脈動する受動型糸玉ストリングを空間の各点に貼りつけた背景とで構成する。
能動型糸玉ストリングは物質波の発生源となり、物質波を周囲へ伝搬させている。物質波の励起によって空間の各点に貼りつけた受動型糸玉ストリングが脈動し、正負の質量を発生させて場を形成する。場を形成している受動型糸玉ストリングの脈動の伝搬が物質波である。
諸悪の根源であるコンパクト化をカラビヤウ空間に代わり、受動型糸玉ストリングとした超弦理論の改革案によって、混迷する超弦理論が再び究極の統一理論として復活する可能性を示す。
「理論物理学の五大問題」  (ストリング理論専門家の著書から抜粋)
問題1. 量子論と一般相対性理論を、自然の完成した理論といえる一個の理論にまとめること。これは、「量子重力の問題」と言われている。
問題2. 量子力学の基礎にある問題を解決すること。基礎にある実在に関する記述の中で、測定・観測が何の役割も演じないようにすること。
問題3. いろいろある粒子と力を、根本的な一つだけの存在の表れとして説明する理論で統一する。
問題4. 素粒子物理学の標準問題の定数の値が、自然界でどう選ばれるかを説明すること。
問題5. ダークマターとダークエネルギーを説明すること。
以上の五つの問題は、現代の知識の限界を示している。五つが一体になって、今の理論物理学の先端研究ほとんどを動かしている。
超弦理論は、五大問題の三つまでを解くと約束している。しかし、50年以上、世界の主流として研究してきたが、現在10の500乗個もの正しいかもしれぬ理論が導かれ、混迷している。約束は多いが予測は一つも無い。理論から導いた結果の全てが、既に観測された既存の実験事実に合わない。暗黒エネルギーも予測しなかった。
以上の出典・・・・・リー・スモーリン著「迷走する物理学」より抜粋。

素粒子脈動原理は、問題4以外の全ての問題を解く可能性を秘めている。現代物理学が見落としていたもの、間違った前提は、素粒子脈動という「量子力学の隠れた変数」によって解決できると考えている。エーテルを否定している前提や時間の断続性等。

目次
はじめに
第1章 理論物理学の五大問題
理論物理学の五大問題
第2章 混迷する超弦理論
混迷する超弦理論
第3章 素粒子脈動原理
[1] 素粒子脈動原理の基礎概念
[2] 素粒子脈動原理に関する既存の事実、概念
[3] 素粒子が超高速で脈動しているエネルギーの塊であると仮定する根拠。
[4] 素粒子脈動原理の適用、諸概念発想への根拠
[5] 素粒子脈動原理の行程別特性表
第4章 暗黒エネルギーの物理
[1] 宇宙の加速膨張の発見により1998年に検証された暗黒エネルギー
[2] 1980年に暗黒エネルギーを予言
[3] 素粒子脈動原理の仮説と暗黒エネルギー
第5章 糸玉ストリング脈動原理
[1] 最先端理論 「超弦理論」
[2] 究極理論の最有力候補・超弦理論
[3] 素粒子脈動原理と超弦理論とは等価。
[4] 糸玉ストリング脈動原理。
[5] 3次元空間が3種類に変化し、時間を加えて合計10次元。
[6] 時間と空間の断続(量子化)
おわりに
出典・参考資料
著者略歴