夏目漱石の世界 草枕とこころ(最上版)プレミアム

夏目漱石の世界 草枕とこころ(最上版)プレミアム

状態 完成
最終更新日 2023年04月22日 3年以内
ページ数 PDF:533ページ
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内容紹介

さて、今回は、夏目漱石の代表作である『草枕』と『こころ』というこの「二つの作品」の考察であるが、まず、『草枕』では、山途(やまみち)を登りながら考えた様々な「文学論」や「芸術観」などを想いつくままに語るという内容であり、その部分が「冒頭から全般」へと及び、そして、もう一つは、旅先の那古井(なこい)の温泉宿で偶然に出逢った「那美(なみ)さん」(その元「お嬢さん」)との様々な「出来事」や、また、「能」や「お茶」或いは「裸婦像」その他などに関する様々な考察である。――一方、『こころ』という作品は、「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」という「三部」から成るものであり、われわれ日本人にいちばん多く読まれている作品の一つでありながら、なかなか作者のその真の「意図」がどこにあるのか判然としないところがあり、それゆえ、今回は、徹底的に第一部の「先生と私」、第二部の「両親と私」、第三部の「先生と遺書」の本文に出来るだけ寄り添いながら深く考察したものであり、先生をはじめ、奥さんやお嬢さんあるいはKの「心の動き」の考察とともに、その最大の「謎」である、「K」や「先生」の「自殺」の、その真の「動機」(真相)は一体どういうものであったのか? それらの「解明」(謎解き)になっていますので、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。(令和2年12月22日現在、配信して最新版)

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