沖縄出身のおれ(竹本 浩一)は横浜の大学に入学し、水上スキー部の仲間たちと楽しく生活しながらも、どこかで不完全燃焼な気持ちを感じていた。ネーネー(姉)の結婚式で沖縄に帰った時、ひょんなことで元カノの上原理沙と再会。「私たち、やり直せないの?」と涙ぐみながら訴えてきた理沙の姿に、センチメンタルな気分を抱きつつもわけのわからない葛藤が交錯するまま大学へ戻る。1週間ぶりのキャンパスでは、同じ学部で何となく気になっていた高井瀬里奈と話をするきっかけをつかむ。彼女は基地問題に関心を持ち、沖縄出身のおれに色々教えてほしいと言ってきたのだ。自分の中に、今まで鬱積していたものが沸き上がっていくことに気づき、瀬里奈とともに沖縄で戦争を学ぶことにした。
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