福祉の仕事を選ぶ人たちのなかには、自身の生活体験から「福祉の仕事に就きたい」と決めて進学する学生が一定数いると思います。
いっぽうで、私もそうでしたが、将来どんな仕事をしたいか、自分がなにに向いているのか、大学進学時にはまだはっきりと決められない学生もたくさんいると思います。
そうした学生が、大学で福祉を学ぶなかで「福祉っておもしろい」と感じたり、学びのなかでいまの社会のあり方に疑問を感じたり、 自身の生活とのつながりに目を向けられるようになることは、とても貴重なことです。
人が社会のなかで生きていくうえで社会福祉は切り離せないものだということを、実感するのだと思います。
新入職員を迎える福祉現場は、学生さんたちの「福祉っておもしろい」という思いをもっと広げ、深め、なかまと共有できる職場でなければならないのだと思います。