ブッダの世界観

ブッダの世界観

販売価格:1,100円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2020年03月06日
ページ数 PDF:128ページ
内容紹介

 人は誰でも、しあわせになりたいと思って生きているであろう。ところが、何を手に入れても、何を成し遂げても、真の意味でしあわせになったと満足することはむずかしい。現実問題として、ふとしたことで悩みを生じ、さまざまな苦が襲いかかってくるからである。

 では、本当のしあわせに達することはできないのであろうか?

 そんなことは無いと、しあわせの境地に達した人は言う。しかも、そのしあわせの境地には基本的には誰もが到達し得るものだと説かれるのである。ただし、そのためにはあり得べき世界観を持つべきことが勧められる。


 その世界観にしたがいしあわせの境地に達したとき、読者はそれが決して遠い処にあるわけではなく、そこに至るための機縁も身近に出現するものであることを知るであろう。また、目的地に至るための修行も、決して険しいものでは無く楽しみと栄えと共に歩む道であることを理解するであろう。

 真のしあわせを求める人は現世で、つまり生きている間にそれを達成すべきである。そのために必要な基本的な要素は、すべての人が生まれながらに具有しているものだからである。

 読者が実際にこの究極の目的地に至ったとき、それが虚妄ならざる無上のしあわせであることを知るであろう。同時に、そのしあわせは揺らぐことの無い不滅のものであることも知るであろう。そのとき、読者もまた自らの世界観を世に表明することになるのである。

目次
ー 目次 ー
涼風通信のパスワード
【更新履歴】
はじめに
はじめに
世界観と世界像
世界観と世界像
世界観と世界像の関係
世界像
一般的な世界像の状況
この世とは何か
世界の根本の法則
世界像の再構築の意義
近視眼的な世界像
達観した世界像
必要となる世界像
世界観
ブッダが世界観を語る意義
過去のブッダ達の世界観
人生の目的
聖求
超越的存在
老いと死の超克
言葉
功徳
信仰と帰依
古典的輪廻説
輪廻説の取り下げ
寂滅論の提起
法界
諸界
諸界の現代的な解釈
功徳は現世でのみ積まれる
解脱の瞬間
善知識の所在
覚りの因縁
遍歴修行
観(=止観)
覚りの素質
戒律
修行者の妻帯
不飲酒(禁酒)
道中の不安
三毒(貪嗔痴)
解脱知見
修行の未完成
自利と利他
使命感
魔境
善悪の軛
仏罰
加護
一なる道
サンガ
善行
談論
省察
明知
業(カルマ)
異熟の否定
仏縁
真言(マントラ:咒)
仏相
説法と仏国土
対機
SRKWブッダの弟子
教説の変遷
布教
梵天勧請
辟支佛
阿羅漢果
離欲
神秘体験
情け(なさけ)
場と道
覚りに適した時期
現在
人生観
死生観
尊厳
中学生の読者に向けて
あとがきに代えて
あとがきに代えて
奥付
奥付