この本は題名にもかかわらず、ファンタジーや夢の世界に関係をもっていません。私たちの日常的な現実は、この本の中で、新しく、まだ知られていない形になります。ですから、その日常的な現実は、どんなファンタジーや夢よりもずっと面白いのです。ずっと不思議な感じだと思います。私たちの回りの世界は、私たちが見慣れているのと全然、違う世界だということを自分でも、この本を読めば、自分でも分かると思います。
　私たちの現実は、いろんな形を持っていますが、鏡の二面性を持っています。ですから、私たちの世界の二面性形式はどこにでもあります。左があって、右があります。上があって、下があります。魂があって、理性があります。生があって、死があります。白黒。手で触れる形を持っているものがあって、イメージの中にしかないものもあります。ですから、世界の二面性は、世界観の２つの派、理想主義と現実主義の派の戦いの原因ともなっています。ーーー本文に続くーーー