山でじじに育てられた楓には、吸血の鬼がついていた。ある日そのじじが体調を崩し寝こんでしまい、楓は働き口を探すため町へとおりることに。だが、鬼を伴ったままでそううまくゆくはずもなく――。純和風な吸血鬼譚。