本書は、2011年に上梓した覚りの境地の改訂版である。前著から8年以上が経過し、その間に起きた出来事にまつわる覚りの境地についてのさらなる理解などを含め、大幅な増補と覚りのメカニズムに関する子細についての改訂となったものである。ただし、覚りの境地そのもの、およびそこに至るまでの一なる道の根本的なことがらについては最初の上梓から何ら変更はしていない。
この8年間に起きたこととは、私以外にも覚りの境地に達する人が出たということである。ある人は心解脱し、ある人は阿羅漢となり、ある人は慧解脱してブッダとなった。今回の改訂では、そのことについても実例として触れている。正しく説かれた理法を信じ、精進する人は覚る。それが実証されたということでもある。
| 目次 |
| ── 目次 ── |
| 涼風通信のパスワード |
| 【更新履歴】 |
| はじめに |
| はじめに |
| 三つの基本的な問い |
| 三つの基本的な問い |
| 問い1 仏とは何か |
| 問い2 どうすれば仏になれるのか |
| 問い3 私も仏になれるのか 〜切実な問いへの答え |
| ニルヴァーナ |
| ニルヴァーナ |
| 覚った後の仏の生活はどうなる |
| 解脱 |
| 解脱 |
| 解脱知見 |
| 三種の明智 〜漏尽通、宿命通、天眼通 |
| 解脱の根拠 |
| 解脱の本体(名称と形態:nama-rupa) |
| 諸仏の誓願 |
| 三つの解脱 |
| 正法 |
| 正法 |
| 正法とはそもそも何であるか |
| 正法の所在 |
| 智慧 |
| 善知識 |
| 聖求 |
| 覚りのプロセス |
| 覚りのプロセス |
| 発心 |
| 善知識に出会う |
| 解脱(覚る) |
| 諦 |
| 諦 |
| 苦の関係構造(縁起) |
| 一切皆苦 |
| 無常 〜解脱を保証する根本 |
| 不生 〜作られざるもの |
| 仏道 |
| 仏道 |
| 道中の不安を払拭する方法 |
| 修行 |
| 修行 |
| 覚りの機縁 |
| 修行すれば必ず覚れるのか |
| 修行には終わりがある |
| 善き談論 〜知足について |
| 省察 |
| 懺悔 |
| 観(=止観) |
| 観(=止観) |
| 功徳 |
| 功徳 |
| 功徳の特質 |
| 功徳と果報 |
| どうすれば功徳を積むことができるのか |
| 功徳の根底にあるもの |
| 功徳と福徳の違い |
| 信仰 |
| 信仰 |
| あり得べき信仰 |
| 帰依 |
| 親近(しんごん) |
| 戒律 |
| 戒律 |
| 具足戒 |
| 法界と諸仏 |
| 法界と諸仏 |
| サンガ |
| サンガ |
| 在家でも覚れるのか? |
| 性差 |
| 善知識として |
| ブッダとして |
| 魔境 |
| 魔鏡 |
| 実例 |
| 実例1) SRKWブッダの場合(善知識により慧解脱) |
| 実例2) kassii長老の場合(公案を通過して心解脱) |
| 実例3) 涼風尊者の場合(経典を読んで阿羅漢となる) |
| 実例4) 法津如来の場合(法の句を聞いて慧解脱) |
| 実例5) 法風如来、および法捗如来の場合(女性の作仏) |
| 実例6) 石法如来の場合(縁者の解脱および作仏) |
| あとがきに代えて |
| あとがきに代えて |
| 奥付 |
| 奥付 |