シェイクスピアの世界(ハムレットⅢ)第五幕

シェイクスピアの世界(ハムレットⅢ)第五幕

販売価格:358円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2019年03月20日
ページ数 PDF:58ページ
内容紹介

 さて、今回は、『ハムレットⅢ』の「第五幕」になるが、――まず、第一場は、墓場であり、二人の「墓堀り」たちが新しい「墓」を掘っているが、それは、水に溺れて死んだオフィーリアの「墓」である。やがて、そこにハムレットとホレーシオがやって来て、遠くから二人の様子を見ていたが、やがて、ハムレットが直接「墓堀り」とあれこれ話をしていると、そこに、オフィーリアの亡骸をのせた棺(ひつぎ)を先頭に、レアティーズ、国王、王妃、その他、牧師たちの行列が墓地に入って来る。それをしばらく見ていたハムレットであったが、やがてレアティーズとのつかみ合いの喧嘩になってしまう。
 次の「第二場」の最初は、ハムレットとホレーシオが、イギリス派遣の夜の船内で起きた出来事の話をしていると、オズリックという廷臣(ていしん)が登場して、国王の「伝言」を伝える。その国王の「賭け試合」というのは、国王は、馬六頭をかけ、レアティーズは、フランス製の刀剣六振(ふり)その他をかけ、その「試合内容」は、全部で「十二試合」であり、ハムレットには三点の得点(ハンディ)が付いている。そして、一回戦では、ハムレットが勝ち、二回戦でもハムレットが勝つが、この時、王妃が出て来て、毒の盛られたハムレットの杯を一口飲んでしまう。次の三回戦の「引分け」のあと、レアティーズは、不意を突いて、ハムレットに微傷を負わせる。それに激昂したハムレットは、レアティーズとの乱闘の間に相手の剣(毒付)を奪い、そして、ハムレットは、王妃が突然倒れたそのすきを突いて、レアティーズに深い傷を負わせる。やがて、そのレアティーズは倒れて、国王との一連の「悪企み」をすべて告白する。それらすべてを知ったハムレットは、まさにすべての「恨み」を込めて、毒の塗られた剣で国王を刺し、さらに、国王に無理やり杯(毒)を飲ませて、国王は死んでいくが、やがて、ハムレットも毒がまわって死ぬという内容であり、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。

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