シェイクスピアの世界(ハムレットⅢ)第四幕

シェイクスピアの世界(ハムレットⅢ)第四幕

販売価格:356円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2019年03月22日
ページ数 PDF:52ページ
内容紹介

 さて、今回は、ハムレットⅢの「第四幕」であり、第一場は、王妃は、国王にハムレットがカーテンの陰にいたポローニアスを刺し殺し、その死体を引きずって出て行ったと話す。国王は、このままでは危険だと思い、ハムレットの「学友二人」に、すぐにハムレットとその死体を探し出すように命ずる。――第二場は、その二人は、見つけたハムレットに死体のあり場所を聞くが、素直に答えない。そこで身柄を拘束し、次の第三場では、国王は、大臣らと話をしている。そこに二人が戻ると、国王は、ここに連れて参れと言い、国王は、その方の身の安全のために、急遽イギリスへ派遣することになった。すぐに船で旅立ってくれと言う。――次の第四場は、港に近い平野で、ノルウェーのフォーティンブラスの大軍が、ポーランドのちっぽけな土地を取りに行くという、その話を隊長から聞いたハムレットは、一片のわら屑にも命を賭けて戦わなければならぬのだと、復讐を固く決心する。
 さて、第五場は、狂乱のていのオフィーリアは、王妃や国王にわけの分からぬことをしゃべって、部屋から出て行く。その後、暴徒を率いたレアティーズが部屋へ飛び込んで来て、父はどこだと叫ぶと、国王は、死んだと言い、お前の父親の死とは無関係だと言う。そこにオフィーリアが、再び、登場し、それを見たレアティーズは、何という姿だと深く悲しみ、敵(かたき)は必ず討つと誓う。――第六場は、ハムレットの親友(ホレーシオ)は、船乗りたちの訪問を受けて、ハムレットからの手紙を受け取り、それを読む。そして、第七場は、国王とレアティーズが話をしている。そこに使者がハムレットの手紙を持参する。国王は、不思議に思うが、わしにはすでに一つの「計略」があり、それは、賭け遊びの中で、二人に剣の試合をさせ、その時に、剣の先に毒を塗り、ハムレットの杯にも毒を盛るという話をしている。そこに王妃が泣きながら登場し、レアティーズ、あなたの妹さんは溺れて死にましたと告げるのであった。

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