それら花々は恍惚をさえ曝さない ②


著: Seno Le Ma

それら花々は恍惚をさえ曝さない ②

状態 完成
最終更新日 2019年01月10日
ページ数 PDF:60ページ
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内容紹介

《咲き乱れるブーゲンビリアの下に、壊されていく君を見た。》

異国、熱帯の町ダナンで生活する日本人の《私》。
ブーゲンビリアの花が咲き乱れる《私》のうちに、
ある日忍び込んだ《盗賊》の美少年と、彼に従う野蛮な《盗賊たち》の集団。
《盗賊たち》の集団リンチとそれを指揮する美少年の微笑。
ある美しい女の結婚式に日に、《私》が見る事になる夢と幻覚。
美少年が、《私》のかつて愛した女の転生であることを知った《私》は…

そしてその美少年が犯す殺人事件のもたらす結末とは?

暴力と犯罪、転生と愛が夢と現実の中に目醒めていく。

ベトナム中部の町、ダナン市を舞台にした、痛みと官能の長編小説。
時間が錯綜し、転生と存在の秘密の中に彷徨いこみます。

転生とギリシャ神話をモティーフに、生と死を見つめようとする連作の中核。その第一篇。
二分冊の第二巻。

思い切りエロティックで、限りもなく繊細で
どうしようもなく純で切なく、救いようもなく残酷で、にもかかわらず美しい。
そんな作品を目指しました。

連作《イ短調のプレリュード、モーリス・ラヴェル》第六話

目次
それら花々は恍惚をさえ曝さない #5
それら花々は恍惚をさえ曝さない #6
それら花々は恍惚をさえ曝さない #7
それら花々は恍惚をさえ曝さない #8
奥付
奥付