この作品は、第４回(１９９６年)｢ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞｣(文藝春秋社主催)の候補作を改稿・加筆したものです。
　主人公の石川岩男選手は、１９８３年の世界ＧＰロードレースにプライベーターとして挑戦。活躍が期待されながら、練習走行中の事故で亡くなってしまった、バイクレースのオールドファンにとっては伝説のライダーです。
　なお、応募した当時の候補作の中では、石川夫人を本名で書きましたが、ここでは仮名としています。
【表紙写真は、東京12チャンネル『青春の日本列島～世界を駆ける男～』(１９８３年２月５日放映)からのキャプチャー画像】