さて、今回は、夏目漱石の非常に有名な『草枕』という作品であるが、まず、『草枕』では、主人公の画工が山途(やまみち)を登りながら考えた様々な「文学論」や「芸術観」などを想いつくままに語るという内容であり、その部分が「冒頭から全般」へと及び、そして、もう一つは、旅先の那古井(なごい)の温泉宿で偶然に出逢った「那美(なみ)さん」(その元「お嬢さん」)との様々な「出来事」や、また、「能」や「お茶」或いはまた「裸婦像」その他などに関する様々な考察であり、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。