心を受け取った女 4


著: エンマ

心を受け取った女 4

著:エンマ
販売価格:550円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2018年10月18日
ページ数 PDF:46ページ
内容紹介

警察は事情聴取に入った。「社長があまり人と会われないのは、何かこう、野心的なライフワークを完成する為なんだと思っていました」結城海人は難解な言い回しが好き。何とか辻褄は合ったのかも知れない。「野心というと‥‥」「死んでからも生きているように、自分を存在させる業績と、おっしゃったから、きっと、凄いことなんだと思います」「死んで名を残すということかなぁ」西田刑事が鼻の頭を撫でた。「名ではない実です!刑事さんは結城社長が雲野さんを殺したと思っていらっしゃるのでしょう?」「いや、あなたが、何らかの役割を!」「見当違いは酷い!もう嫌!」さやかは毛布を被るとベッドに長々と横になった。体がとろけそうなほど眠い。光の輪がくるくる回っていた。昨日の残像、まだ酔っ払っているのだろうか?心を受け取った女は生き延びることができるのでしょうか?結城海人の究極のマジックとは、何だったのでしょう?