精神と情熱とに関する八十一章(上)

精神と情熱とに関する八十一章(上)

状態 完成
最終更新日 2018年07月09日
ページ数 PDF:85ページ
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内容紹介

本書は、フランスの哲学者アラン(1868-1951)が、1917年に刊行した『精神と情熱とに関する八十一章』(81 Chapitres sur l'esprit et les Passions)の全訳です。電子書籍としては全二巻のうちの上巻です。原書の主たる草稿は、アランが開戦直後に参戦した第一次世界大戦の戦場において、1916年春から執筆されました。1917年10月14日に復員して真っ先にエマンシパトリス社から刊行され、その後、改訂されることなく新版がカミイユ・ブロック書店からも刊行されました。更に、1941年には新たに14章と覚書が追加されて、表題も『哲学概論』に改題されてガリマール書店から刊行されましたが、テキストとしてはガリマール叢書版(1960)に所収されているものを使用しました。ここでは追加された章等は割愛され、再び原版の81章に戻って編纂されています。なお、本書を翻訳するに当たり、小林秀雄訳(創元社 1936及び東京創元社「創元ライブラリ」1997)を参照し多くの示唆を与えられましたので、申し添えます。

目次
八十一章
序 文
はじめに
第一部
第一部
第一章 感覚による認識の予想について
第二章 諸感覚の錯覚について
第三章 運動の知覚について
第四章 感覚の教育
第五章 刺激について
第六章 空間について
第七章 感覚と理解力
第八章 対象について
第九章 想像力について
第十章 異なった感覚による想像力について
第十一章 連想について
第十二章 記憶について
第十三章 身体の中の痕跡について
第十四章 連続について
第十五章 感情の持続
第十六章 時間について
第十七章 主観と客観
第二部
第二部
第一章 さ迷う経験
第二章 観察について
第三章 観察者の理解力
第四章 類推と類似について
第五章 仮説と推測について
第六章 デカルト讃
第七章 事 実
第八章 原因について
第九章 目的について
第十章 自然の法則について
第十一章 原理について
第十二章 メカニズムについて
第三部
第三部
第一章 言語について
第二章 会話について
第三章 論理学と修辞学について
第四章 注 釈
第五章 幾何学について
第六章 力学について
第七章 算術と代数学について
第八章 虚しい弁証法について
第九章 幾らかの形而上学的理性の働きに関する調査
第十章 心理学について
奥付
八十一章