永遠、死、自由 Ⅳ


著: Seno Le Ma

永遠、死、自由 Ⅳ

状態 完成
最終更新日 2018年05月27日
ページ数 PDF:10ページ
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内容紹介

不死の細胞を持った男は、殺しあう。

《まだ、見たことのない風景を、見ようよ》

現在・過去・未来、時代を飛び越えながら進行する物語。


これは、不死の細胞を持った生命体《穢死丸》の物語の続編です。

細胞が限界なく再生するために、不死である、という発想は、

単純にトカゲの尻尾や、植物をみて考えたものですが、

もしもトカゲの再生が、切り落とされ失われたしっぽだけではなくて、

しっぽから本体まで再生できたら?と考えたのです。

もし、そういう生命体が動物にいたとしたら、《愛する》ことによって、

繁殖するのではなくて、《殺しあう》ことによって繁殖するのではないか、と。

生命の倫理体系そのものについて考えようとしたのです。

《愛する》ことによって繁殖するにもかかわらず《殺しあ》い続ける人間種と、

《殺しあう》ことによって繁殖するにもかかわらず《愛し》続ける《穢死丸》種の交錯。

もっとも、本当は、《穢死丸》種そのものの同士の恋愛を書くべきだったかもしれません。

それは、この作品の世界観が完成した後に、書かれるべきだと思ったので、

この作品では書かれていません。

いま、考えています。もちろんそれは、この作品を解体する作品になるはずです。



2018.05.27. Seno-Le Ma

目次
永遠、死、自由 Ⅳ
奥付
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