マツと治兵衛

マツと治兵衛

販売価格:462円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2020年03月09日
ページ数 PDF:258ページ
内容紹介

長州藩の藩士である治兵衛は、なぜ、外国との戦にかり出されるのか、疑問に思っていた。江戸時代、大半の藩士は、非武術系の侍として働いていたからである。治兵衛は、黒船来航を機に相模湾の防護にあたった後、学問好きのマツと結婚する。マツは、治兵衛やマツの先祖の歴史を調べ、治兵衛に説明する。治兵衛は、自分の立場を十分に理解し、幕府と長州の戦いに出て行く。戦いに敗れた幕府は崩壊し、大政奉還後、社会は、目まぐるしく変わり、「男の暴走」がはじまる。そう感じたマツは、治兵衛の協力を得て、母親の教育を通して国民に健全な精神を与えようと、明治の初めに女学校を創設する。35年間運営するが、日本社会は、どんどん軍国主義化していった。その女学校は、現在、中高一貫教育の共学の学園として発展している。