状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2018年09月29日 |
ページ数 | PDF:22ページ |
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発達障害という言葉が社会にあふれています。一昔前にはほとんど聞かなかった言葉ですが、今や発達障害の情報だけでなく、発達障害の診断を受けた人や自分が発達障害でないかと疑問に思う人が多く見られます。
私は平成十六年から学校現場の心理職として働いています。この約十五年の間に発達障害を巡る状況は大きく変わりました。
この本では発達障害はなぜ増加したのかという理由から発達障害を考え直していきます。
第一章では、グローバル化、生存の地滑りという二つの言葉をキーワードに、なぜ発達障害が増えたのかを説いていきます。
第二章では、それをふまえて社会はどう変わるべきかを書いていきます。
第三章では、自分や子どもが発達障害かもしれないと思っている人に向けてのヒントを書いています。
はじめに |
はじめに |
1 発達障害を増やしたのは二つのグローバル化 |
アスペとADHDの区別がつかない? |
DSMの功罪 |
疾病概念のグローバル化 |
社会の何が変わったのか 経済のグローバル化 |
教育の何が変わったのか 観点別評価 |
生存の地すべりと発達障害 |
発達障害は異質なものか |
2 発達障害に対して社会はどう変わるべきか |
スペクトラムであるべきものは障害ではなく社会 |
デンマークの高校進学率 |
大人のADHDが多い国? |
DSM-∨の大きな変更点 |
発達障害の新しい診断を考えてみる |
3 自分や子どもが発達障害かもしれないと思った時に |
まずはっきりさせるべきことは |
頼れる専門家の条件は |
診断は対策とセット |
病院に行けばハッキリする? |
自分の弱みを伝えられるように |
今と次を考える |
あとがき |
あとがき |
参考文献・資料 |