始めに
近年、日本をめぐる情勢は混迷の一途をたどっている。
原因は多々ある。
巷間、言われているのは、中国をはじめとする諸国の勃興。未曾有の不況。
社会構造を改革することへの遅れ。為政者の見識のなさ等々があるが、
今は歴史の転換点であるということは間違いない。
こういう時期に出処進退を誤ると、その渦の中に巻き込まれ二度と浮かびあがることができない。ただ、光明があるとすれば、歴史が行くべき道を指し示してくれるだろう。
歴史は先人たちの残した失敗の記録である。
歴史は先人たちの残した成功の記録でもある。
故事を知ることで、先が見えることもある。
あるいは、惨事を避けることができるかもしれない。
孫子にいわく
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
ゆえに、中華の歴史上の人物を紹介することとする。
春秋戦国時代の人物 |
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